まみのめも

旅するアラサー

35mmフィルムカメラと古き良き建築物が残る港町・塩竃をおさんぽ

フィルムカメラを買いました。
f:id:sirousa3:20170122194040j:plain
フィルムならではのやわらかな風合いが好き。


maminomemo.hatenablog.com
先日、写ルンですで遊んでからというもの、すっかりフィルムに魅了されてしまったわたし。

実はフィルムカメラ自体は以前から中古で探していたのですが、なかなか条件の合うものが見つからず、足踏みしている状況でした。が、先日の写ルンですが止めを刺しました。フィルムが欲しい。フィルムで撮りたい。もう我慢なりません。遂に、カメラ専門店の棚にあったフィルムカメラを持ち帰りました。
おじさん、出世値引きしてくれてありがとう!


使ったもの

感度400のネガフィルムを使用。スタンダードなものです。

ボディ「EOS KissⅢ」+レンズ「EF35 F2」

フルサイズ対応レンズをAPS-C機に付けると微妙な画角になることがありますが、EF35はどっちに使っても使いやすい画角なのでおすすめです。
わたしは旧型ですが、手ブレ補正+ステッピングモーター付きの最新のものもあります。
ボディについては・・・いろいろと語るべきことはあるんですが、話が長くなるので今回は割愛で。


明治と大正、昭和と新しきが混在する港町・塩竃

仙台市日本三景で知られる松島との中間に位置する、塩竃市。古くは国府多賀城への荷揚げ港として、藩政時代には仙台藩の港として、明治以降は国内有数の港湾都市として、また近代になってからは近海・遠洋漁業の基地としても発展してきた。
塩竃神社へと続く塩竃海道沿いには、明治から大正、昭和の歴史的建造物が今も多く残るが、東日本大震災津波被害により、建て替えられた新しい建物も散見される。そのほか、県内随一の寿司の名店が揃う街としても有名。
松島から出ている遊覧船に乗って訪れれば、かの松尾芭蕉の気持ちが味わえますよ!


13:00

f:id:sirousa3:20170122194003j:plain
旅のスタートは「本塩釜駅」。これが記念すべき初シャッター

f:id:sirousa3:20170122194636j:plain
5分ほど歩き、ラーメンを食べに「来々軒」さんへ。昔懐かしい雰囲気

f:id:sirousa3:20170122194021j:plain
細ストレート麺に、醤油ダレ。港町らしいサバダシのあっさりとした中華そば。ごちそうさまです

13:30

f:id:sirousa3:20170122194025j:plain
腹ごしらえも済ませたので、目抜き通りの塩竃海道へ

f:id:sirousa3:20170122194030j:plain
享保から続く「丹六園」。建物は、大正初期建築で国の有形文化財にも指定されている

f:id:sirousa3:20170122194035j:plain
県産の餅米を使った銘菓「志ほがま」も販売。落雁のような見た目だが、紫蘇が練り込まれており甘くない

f:id:sirousa3:20170122194044j:plain
店内には器が所狭しと置かれている。器好きのわたしは、見ていて飽きません

14:00

f:id:sirousa3:20170122194050j:plain
一本路地に入ると、駄菓子屋さんを発見

f:id:sirousa3:20170122194056j:plain
もちろん今もお買い物できます

f:id:sirousa3:20170122194133j:plain
お隣にも気になるお店が。ひやかしはやめておきます

f:id:sirousa3:20170122194138j:plain
名もなき古き建物を探すのも街歩きの醍醐味。これは床屋さん

14:05

f:id:sirousa3:20170122194117j:plain
「旧ゑびや旅館」へ。明治初期の旅籠遺構で、松竹梅と桜をあしらった4つの客室が見学できる。1階にはカフェも

f:id:sirousa3:20170122194123j:plain
震災前までは人が住んでいたそうで、珍妙な施しも。刀掛けは使われていたのでしょうか

f:id:sirousa3:20170122194128j:plain
近くには、塩釜神社末社「御釜神社」も。釜が奉安されており、日本三奇のひとつで「変事があると釜の水の色が変わる」などと伝えられている

14:30

f:id:sirousa3:20170122194143j:plain
塩竃海道を挟んで反対側、亀井商店(現・総合商社カメイ)の初代社長が建てた「旧亀井邸」へ

f:id:sirousa3:20170122194152j:plain
大正時代に建てられた、日本建築と西洋建築を取り入れた和洋併置式住宅。たいへん興味深いです

f:id:sirousa3:20170122194159j:plain
入館料は無料でありながら、資料が充実

f:id:sirousa3:20170122194209j:plain
押入れには当時の日本石油の社章である「こうもり」をモチーフにした取っ手が施されているのにも注目。亀井商店は日本石油の販売代理店だったのです

f:id:sirousa3:20170122194203j:plain
カメイの歴史はもちろん、塩竃港の隆盛も窺い知れる貴重な遺構


f:id:sirousa3:20170122194214j:plain
ここまで撮影したところでフィルム1本使い切り


感想

ひとまず今回はここまで。
次のフィルムがまだまだ残っているので続きをアップできるのはいつになるやら・・・使い切らないと現像できないのがフィルムの魅力であり、ときに短所でもありますね。塩竃の残りはこっそり追記するか、新しくエントリ投稿するかします。たぶん、きっと。

フィルムカメラの方は、さすがに道具に使われている感が否めず。ピーカンではなかったものの、日中は400では高感度すぎる。シャッタースピードが稼げない。
まずはいろんなフィルムを使って感覚を掴んでいこうと思う。あと、水準器が欲しい。フィルムはデジタルにしたとき解像度も低いのでトリミングでごまかせず、たいへんシビアだ。

HAKUBA 2ウェイレベラー KPA-02

HAKUBA 2ウェイレベラー KPA-02

縦位置も横位置も使えるもので。

あと、これはおまけ。デジタルで撮ったものです。
f:id:sirousa3:20170121133223j:plain
食べ物はデジタルの方がおいしそうに仕上がりますね。敢えていじらなかったけど、フィルムの方は色カブリがひどい。